環境 トゥンパが地球の木かげで
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トゥンパは森を守るために木の前に立ち続け、機械で伐採されるのを防ぐ。村の人も応援。テレビ局も取材にきた! 木を守れるか?
| 定価 | 2,860円(本体2,600円) |
|---|---|
| 発行年月 | 2025年12月 |
| 発行 | フレーベル館 |
| サイズ | 縦180mm × 横260mm × 背幅10mm |
| ページ数 | 40ページ |
| ISBN | 9784577054086 |
| NDC | 333 経済政策・国際経済 |
対象年齢
- 小3
- 小4
- 小5
- 小6
- 中学生
書籍内容紹介
2019年ノーベル経済学賞受賞のエステル・デュフロ教授が作った子ども向けの絵本シリーズ(全5巻)です。デュフロ教授は、世界の「貧困」を解決する方法を「経済学」で見つけ出そうとしている開発経済学者です。
日本語版は、世界じゅうの国々と協力しあい、開発途上国などを手助けしている日本政府の機関、JICA(独立行政法人国際協力機構)が監修しています。
4巻は「環境」がテーマ。村の人が、森の木を売ってお金にすると決めた。でも、草花が大好きな少女トゥンパは、森の木を守ろうと行動を起こす。気候変動はむやみに木を切ってしまったから起こったんだ! 業者が伐採に来る日、トゥンパはひとりで木の前に立つ。孤独にはじまった戦いも、友だちや村の人も応援するようになり、さらにテレビ局が取材にて世に広まることに!木を守れるか? 貧困と気候変動について、気づきを得られるストーリーです。SDGs目標1「貧困をなくそう」と目標15「陸の豊かさも守ろう」の教材にもどうぞ。
◆シリーズ紹介◆
絵本の舞台は、地球上のどこかにある村。村人たちは貧しいながらも、大人も子どもも助けあって暮らしています。主人公の子どもたちは、同じ小学校に通っている友だちです。中心人物のニルは、元気いっぱいの女の子。1巻と5巻で主人公をつとめ、全巻に登場しています。
各巻には、教育、医療、高齢者、環境、ジェンダーというテーマがありますが、これらのテーマが「貧困」と関係してストーリーが動きます。子どもたちは率先して助けようとしたり、まわりに訴えかけたりして解決に導こうとがんばり、大人も行動をはじめます。状況がよいほうに変わっていくところで、ストーリーは終わります。
日本の子どもには「貧困」がつかみづらいかもしれません。そのため巻末に、理解を助ける日本版オリジナルのページを用意しました。ストーリー内でのできごとや発言の解説をするなかで、デュフロさんの「経済学的視点」のコメントもあり、興味深く読むことができます。監修者JICAとの会話形式で紹介しているので、テンポよく読むことができます。子どもたちに話しあってもらうためポイントの提示や、各巻のテーマに関係した「世界各地でおこなっているJICAの取り組み」も知ることができ、視野を広げられます。さらに、本書を使った小学校での指導例も掲載しているので、学校現場でも大きく活用ができるシリーズです。
作者のデュフロ教授は「子どもだって、なんでだろうって疑問に思うし、どうしたらいいのか、考えられる。それにやってみようって行動もできるんだから!」と、子どもの能力を引きだす言葉を贈っています。貧困の問題を知り、解決につながる行動を起こしほしいと期待しているのです。
小学生のための貧困の経済学えほん(全5巻)
(1)教育 ニルはもう学校をさぼらない!
(2)医療 アフィアの病気を治すのはだれ?
(3)高齢者 ビビールが魔女をすくいだす!
(4)環境 トゥンパが地球の木かげで
(5)ジェンダー ニルの夢
日本語版は、世界じゅうの国々と協力しあい、開発途上国などを手助けしている日本政府の機関、JICA(独立行政法人国際協力機構)が監修しています。
4巻は「環境」がテーマ。村の人が、森の木を売ってお金にすると決めた。でも、草花が大好きな少女トゥンパは、森の木を守ろうと行動を起こす。気候変動はむやみに木を切ってしまったから起こったんだ! 業者が伐採に来る日、トゥンパはひとりで木の前に立つ。孤独にはじまった戦いも、友だちや村の人も応援するようになり、さらにテレビ局が取材にて世に広まることに!木を守れるか? 貧困と気候変動について、気づきを得られるストーリーです。SDGs目標1「貧困をなくそう」と目標15「陸の豊かさも守ろう」の教材にもどうぞ。
◆シリーズ紹介◆
絵本の舞台は、地球上のどこかにある村。村人たちは貧しいながらも、大人も子どもも助けあって暮らしています。主人公の子どもたちは、同じ小学校に通っている友だちです。中心人物のニルは、元気いっぱいの女の子。1巻と5巻で主人公をつとめ、全巻に登場しています。
各巻には、教育、医療、高齢者、環境、ジェンダーというテーマがありますが、これらのテーマが「貧困」と関係してストーリーが動きます。子どもたちは率先して助けようとしたり、まわりに訴えかけたりして解決に導こうとがんばり、大人も行動をはじめます。状況がよいほうに変わっていくところで、ストーリーは終わります。
日本の子どもには「貧困」がつかみづらいかもしれません。そのため巻末に、理解を助ける日本版オリジナルのページを用意しました。ストーリー内でのできごとや発言の解説をするなかで、デュフロさんの「経済学的視点」のコメントもあり、興味深く読むことができます。監修者JICAとの会話形式で紹介しているので、テンポよく読むことができます。子どもたちに話しあってもらうためポイントの提示や、各巻のテーマに関係した「世界各地でおこなっているJICAの取り組み」も知ることができ、視野を広げられます。さらに、本書を使った小学校での指導例も掲載しているので、学校現場でも大きく活用ができるシリーズです。
作者のデュフロ教授は「子どもだって、なんでだろうって疑問に思うし、どうしたらいいのか、考えられる。それにやってみようって行動もできるんだから!」と、子どもの能力を引きだす言葉を贈っています。貧困の問題を知り、解決につながる行動を起こしほしいと期待しているのです。
小学生のための貧困の経済学えほん(全5巻)
(1)教育 ニルはもう学校をさぼらない!
(2)医療 アフィアの病気を治すのはだれ?
(3)高齢者 ビビールが魔女をすくいだす!
(4)環境 トゥンパが地球の木かげで
(5)ジェンダー ニルの夢