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2023/03/20

プレスリリース

第4回「フレーベル館ものがたり新人賞」受賞2作品決定!

株式会社フレーベル館(本社:東京都文京区、代表取締役社長:吉川隆樹、以下「フレーベル館」)の創業110周年を記念して2017年にスタートした「フレーベル館ものがたり新人賞」の第4回受賞作品が決定いたしました。

応募総数223作品のなかから、未来の児童書業界をリードしていく新しい才能にめぐり合うことが出来ました。

大賞受賞作品につきましてはこれまで同様、フレーベル館より刊行予定です。 今後も本賞を通じて、業界の活性化を図るとともに、子どもたちの健やかな育ちを支える「知」と「感性」に あふれた素晴らしい児童文学作品を、世の中に送り出していきます。

 

■第4回「フレーベル館ものがたり新人賞」受賞作品について

 

大賞 受賞作品

☆フレーベル館より刊行予定!☆

『トモルの読書感想文』戸部寧子(とべ・やすこ)

小学5年生の夏休み、トモルはおばあちゃんの家で、とつぜんあらわれたりいなくなったりする姉のめぐる ちゃんと日々を過ごしていた。残る宿題は読書感想文のみだが、トモルは本を読む代わりに、自分で物語を 作ろうと思いつく。

そんなトモルにめぐるちゃんはある物語を聞かせるが、そのせいでトモルの現実は夢と溶けあってあいまいになっていく。そしてお盆の日、トモルは、めぐるちゃんの出生の秘密を知る。めぐ るちゃんとのひと夏を、トモルは物語として書きあげ、だれにも見せずにおくことを決意する。

 

優秀賞 受賞作品

『ひかる宇宙船』小路智子(しょうじ・ともこ)

心臓病で入院中の小学6年生のナナは病棟の中にあるプレイルームで気になる貼り紙を見つけ、それを書いた年 上の男の子、テルと出会う。心臓病で入院歴が長いというテルだが明るくて頼もしい。

ある日、病院のグランドピアノを弾くために、テルはナナとふたりで病棟を抜けだす。この冒険が、病気に立ち向かい、挑もうとする強 さをふたりに持たせる。病院でのピアノコンサートの日、治療室へ向かうテルを見送ったナナは、想いをこめて ピアノを丁寧に奏で始めた。

 

 

※贈呈式および懇親パーティは、新型コロナウイルス感染防止に配慮いたしまして、4月18日(火)午後2時から日本出版クラブホール(東京都千代田区)にて開催を予定しております。

※選考経過につきましては、「フレーベル館ものがたり新人賞」特設サイト(https://book.froebel-kan.co.jp/award)でもご確認いただけます。

 

 

■第5回「フレーベル館ものがたり新人賞」について

本賞は、引き続き隔年で開催してまいります。 第5回「フレーベル館ものがたり新人賞」の募集開始は、2024年春を予定しております。