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2024/08/22

ピックアップ

【子どもの本 編集部ピックアップvol.296】かなたのif

 

ひとりぼっちが願うのは、だれかと、出会って、つながること。

心のそこから大切だと思える人と出会えたよろこび——

 

友だちのいない香奈多と、友だちをなくした瑚子。

中1の夏、ふたりは、秘密の場所で出会った。

 

瑚子がつむぐ夢渡りの黒いネコ、ドコカのお話。

眠りの中で、いろいろな世界をおとずれるドコカは夢渡りのネコ。

願いがかなう「虹のしずく」を探して、ひとりぼっちの誰かの前に現れる——

 

香奈多はその物語を聞くなかで瑚子を知り、大切な友だちだと思うようになる。

瑚子もまた香奈多と物語を分かち合う喜びを感じた。

ある日、香奈多は信じがたい事実を同級生から突きつけられる。

悩んだ末に、瑚子に会って自分の気持ちを伝えようとするが……。 

 

物語をなぞるように重ねた「もしも」のはてで、ふたりが見つけた宝物とは――。

 

 

かなたのif 書籍詳細ページはこちら

 

 本体価格  1,650円(税込)
 著者名  村上雅郁/作 げみ/装画・挿絵
 対象年齢  子どもからおとなまで
 ページ数  320ページ
 発行年月  2024年6月
 ISBN  9784577052976

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▲カバーを外すとこんな表紙が。物語を読み終わったあとに、もう一度カバーと表紙を見ると作品の世界が伝わってきます。

 

 

 

▲目次。違和感を持ちながら読みつつ、第3章のラストで驚く。けれど、本当の驚きと感動はまだこの先に。

 作中作の「ドコカの物語の終わり」で示唆されていることは?

 

 

▲作者・村上雅郁先生からのメッセージ

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