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2024/08/26
ピックアップ
【子どもの本 編集部ピックアップvol.298】千両みかん
ここに笑いがある!
関西弁でつづる、古典落語の名作が絵本で登場!
少し昔、あつい夏のこと。大きな店の若旦那が病気になってしまいました。
「色つやのええ、ふっくらした……みかんや。みかんが食べたいねん」
番頭さんは、そんなことかと大笑い。
しかし、たいていのものが年中手に入る時代ではありません。
あちこち探し回り、やっとひとつ見つかりましたが……。
「せ、千両? みかんひとつが?」
江戸時代、大阪を舞台にしたこっけい話が絵本になりました。
食べものの旬や、お金の価値についても考えさせられます。
千両みかん <書籍詳細ページはこちら>
本体価格 | 1,694円(税込) |
著者名 | もとしたいづみ/文 長谷川義史/絵 |
対象年齢 | 6歳ごろから |
ページ数 | 32ページ |
発行年月 | 2024年7月 |
ISBN | 9784577052846 |
▲みかんが食べたくて病気になってしまった、繊細な若旦那。番頭さんは、すぐにみかんを買ってくる、と言います。
▲番頭さんは市場を探しまわりますが、夏の盛りに、冬の食べものであるみかんはどこにも売っていません。
▲ようやく見つかったみかんがひとつ。その値段はなんと……千両! お城が建てられるぐらいの大金です。